料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
やえの露 yae no tuyu
万延元年(1860年)初代上杉寛二が酒蔵を開いてから、百数十年地酒を醸し続けています。酒名はこの地が旧称「八重町」だった事から命名されました。地元密着の酒造りをおこなうと同時に、昔から吟醸酒造りに積極的に取り組んできました。酒米には地元米をふくめ、山田錦や八反、八反錦を使い、雪解け水を多量に含んだ「可愛川」の伏流水(軟水)で出雲杜氏が仕込んでいます。きめの細かい、中口の酒質が特徴になっています。
秘蔵大古酒
今回紹介する「秘蔵大古酒」は、吟醸の原酒をタンクの中で5年間寝かしたものを瓶詰したものです。古酒と言うと、比較的「招興酒」のような感じを連想される方が多いのですが、この「やえの露」は口の中に含んだ感じが意外とさっぱりとしていて驚きです。