旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
Welcome to Kitanose
料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

98-12-04 日本酒 Index / 中国

広島県:金泉 「白い稲妻」

金泉 kinsen

安芸津は広島清酒軟水醸造発祥の地で、杜氏の町としても知られています。その、良質で豊富な軟水の井戸水と、選りすぐった山田錦をつかい丹念に作られた酒がこの蔵の自慢です。天保元年(1830)創業のこの蔵は、現在この蔵元の長男「堀本 敦志」杜氏が気迫と情熱を込めて、広島県のほかの蔵元では味わえないような酒造りを心がけ常に新しい酒を模索研究しています。

白い稲妻

今回紹介をするこの「白い稲妻」は以前の名前を「伊真心(いまじん)」と言います。「伊真心」は、とある芸能プロダクションのPB(プライベートブランド)商品として登場してきました。「伊真心」という名前は蔵元の当時の専務がビートルズの「ジョンレノン」の大フアンで、相手が東京の芸能プロダクションと言う事もあり「少し変わった名前で行こう」と言う事になり、こんな名前になりました。現在は、東京に蔵元の直営店として「伊真心」という料理店もあります。さて、そんな「伊真心」ですが、大変に人気があり「このお酒はどうしたら手に入るのか」という問い合わせが蔵元の方に届く世になってきました。しかし、「PB商品」の辛いところでなかなかほかのお客様には出すわけにもいかず何年間も人気商品にもかかわらず日の目を見る事はありませんでした。いろいろと話し合いがあったのでしょう、ついに今年から「白い稲妻」と名前を変える事を条件に一般の販売をする事になったようです。この「白い稲妻」は弱発布性のにごり酒なのですが、出来れば1年か2年ほど寝かせておくとさらに味わい深い酒となります。うちの店ではこの寝かせた方の「白い稲妻」が飲みたいとわがままを言うお客様がいて、すでに冷蔵庫の奥の方に、来年用として「白い稲妻」が眠っています。

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