王紋　oumon

寛政に創業、古くは「諏訪盛」の名前で酒造りをしていましたが、昭和の初期に現在の名前となりました。これは、先代社長がヨーロッパに留学をした際、各国王室の気高い紋章に魅せられ、王候の美酒の意味が込められていると言います。仕込み水は飯豊山を源流とする加治川の伏流水、米は山田錦をはじめとして五百万石や新潟早生などを使っているようです。１０号酵母を使い、北国らしい清澄な味わいが特長の酒に仕上がっています。消費者のニーズに合わせてたような酒造りをしていますが、純米吟醸「夢」は上品な果実香とスッキリとした味わいで、この蔵の主力商品になっています。

吟の慶

今回紹介する大吟醸「吟の慶」は山田錦を３５パーセントまでに精白し作り上げた大吟醸の中で最も良質の物を選び、１年以上低温で貯蔵して、品の良い芳香と奥深い味わいが楽しめる酒になっています。またこの蔵は全国でもいち早く女性の蔵人を登用した事でも注目を集めました。
（小売価格が１万円以上するのですが、飲んでみたいと言うお客さんが多く、撮影前に完売し、空き瓶を間違って捨ててしまったため、今回は箱を掲載しました。とほほ。）