群亀　gunki

縄文時代の埋蔵文化の華「火焔土器」を生んだ丘陵地で創業した蔵元で、以来２００年あまり１年も休むことなく酒造り一筋に頑張っています。大吟醸は新開発の酵母Ｓ−３号特有の華やかな香りと、ふくよかな味わい、加えて氷温貯蔵によるゆっくりとした熟成で限りなく水に近い喉越しと、爽やかな味わいが特徴です。不老長寿の代名詞の亀が群れ集うと言う意味から無病息災を願って命名されました。

五百万石純米

限りなく水に近い酒と言われていますが、私が自分で飲んだ感じから言えば多少の酸も感じます。確かに喉越しはすっきりとしたものがありますが、比較的に味わいもしっかりとしていると思います。

今回は、茄子の鱧巻き天ぷらをこの酒に合せてみました。この天ぷらは、私の得意とする甘目のあんが決め手になっています。てんつゆで食べるのではなく、あんを付けながら食べて頂きますが、この酒の特長の水のような喉越しが料理を食べた後に少し口の中に残る甘い感じをきれいに流してくれるようです。