料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
簡単に説明をしてしまえば、豚の角煮の黒胡麻バージョンと言う事になりますが、これは簡単すぎる。じっくりと説明をしていきます。
先ず、黒豚を適当な長さの角に切り分け、2時間ほど塩にしておきます。次に、米ぬかを鍋にたっぷりと入れ(当然、水も入れて下さい)、この中に豚を入れ、コトコトと豚が柔らかくなるまで、約4時間から5時間ゆっくりと火を通していきます。この後、水にさらして一晩冷蔵庫で豚をしめておきます。この豚を適当な大きさに切り分け、生姜、にんにく、ネギ、砂糖と一緒に鍋の中に入れ、最初から弱火でコトコトと煮込んでいきます、3時間ほどたった所で酒をたっぷり(鍋の大きさにもよるので量は書きません)入れ、このときにペースト状に良く練り込んだ黒胡麻を一緒に入れます。さらに2時間ほど煮込み、途中で醤油、味醂、塩で味を調えていけば出来上りです。
見た目が真っ黒でまるで墨汁で煮たような感じに見えますが、口の中に入れると、とろけるほど柔らかく煮えている豚と、ほんのりと香る胡麻の香りがなんとも言えません。なかなか好評なので、ぜひ貴田乃瀬の名物メニューのひとつになってほしいと考えています。