蔵は年間７００石を醸しているが、増醸酒は一切なく平均精米歩合は約58％で全量が自家精米。紀州の銘酒「菊御代」で知られる名手酒造は職人の町の一角にあり創業は慶応2年（１８６６）、小規模ながら全国新酒鑑評会金賞を何度も受賞しているが、基本的には一般製品のレベルアップを主にめざしています。

純米吟醸 野路の菊

この蔵元は、少し前にトップブランドの黒牛を紹介しましたが、今回はこの御代菊の出来があまりにも素晴らしく、ぜひこのページで紹介をしたいと思ます。香り、味とも大変に穏やかで気品さえ感じる事が出来ます。この蔵元の特徴として、味わいのある酒作りをしていますが、飲み口も大変に爽やかで口の中でゆっくりと広がっていく吟醸香はなんともいえない感じです。

この酒で、甘鯛の湯ぶりポン酢がけを召し上がってください。甘鯛と菊御代が持っている穏やかな甘みがピッタリと合います。