成長とともに呼び名が変わって行くので、縁起が良いとされている出世魚です。地方によっては正月魚や祝儀魚として定着しているようです。呼び名は地方によって異なっていますが、関東では一般的に、わかし、いなだ、わらさ、ぶりとよばれ、関西では、わかな、つばす、はまち、めじろ、ぶりと呼ばれています。ちなみに、ここ浜松では、わらさ、いなだ、はまち、ぶりと呼んでいます。関東と関西の間にいる事が呼び名の上にも良く現れているようです。

さて、この鰤を節におろしたあとで、醤油に軽く漬けておきます（ほんの十分ぐらい）。その後で串を打って火で軽くあぶって行きます。実に簡単ですが、鰤独特の油が落ちてさっぱりとした感じになり、鰤の刺身が苦手な方にも充分に召し上がって頂けます。紅葉卸とポン酢、ワサビ醤油、どちらでも行けますが、ポン酢のほうがさっぱりとした感じになると思います。