料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
浜松酒造
静岡の名水、天竜川の伏流水に恵まれた地で、良質の酒造公的米を使用した、南部杜氏の業による酒作りをしています。空っ風の吹く遠州の冬、1年のうちでもっとも気温が低く、水や空気が澄み、清浄な「寒」の時期の仕込みにより本物の上質な酒を生み出しています。浜松唯一の蔵元として、創業明治4年の伝統と地酒作りの誇りを持ち、精魂込めた酒造りをしている蔵元です。
ホームページは http://www.orange.or.jp/~shussejo/ です。
貴田乃瀬特選 大吟醸4年熟成酒
先日の酒の会の時に、この蔵の松井さんと内山さんに来ていただき、いろいろと話をしているうちに、蔵にある低温貯蔵庫に大吟醸を4年熟成させている酒がある事を聞きつけました。ぜひ、私の店:貴田乃瀬に分けて頂く事が出来ないものかと無理なお願いをしつこくしたところ、二つ返事とはいかないまでも三つ返事ぐらいで快く引き受けて頂きました。ラベルにも「貴田乃瀬特選」と書いてもらって、お客様にも随分話題にして頂いています。味わいとしては長期熟成により、まろやかな香りと深みのある味わいを醸し出し、熟成酒(古酒)独特のひねたような香りは極力押さえられています。また、この酒は現在市販されておらず、つまり貴田乃瀬だけのオリジナルの酒になっています。なお、浜松酒造については、今回は簡単な紹介となりましたが、いずれ詳しい事をいろいろと書いてみたいと考えています。
今回は、鱧の天ぷらを合せてみました。鱧のからっとした淡白な味わいが、深みのあるこの酒と大変うまく合っているように思います。