簡単な料理に見えますが、火の入れぐわいが難しい。２月の半ばごろ、お客様のおうちに招待をされました。おいしいワインを頂きながら自らハリハリ鍋を作ってくださいました。で、その次に出てきたのがヒラメのおなべ。ザックリとぶつ切りにしたヒラメを鍋に入れて、ぎりぎりの所で火を通して熱々をポン酢で頂こうというものです。とろけるような甘さ・・。品のいいポン酢の味。その二つを引き立ててくれるネギ・・京都の九条ネギ？？「美味い・・・・・・」

聞けばこの鍋、お客様がごひいきにしていらっしゃる、さるお店の親方がじきじきに支度をしてくれたものなのだとか。その親方には逆立ちしてもかなわない・・そんな親方なのです。ヒラメを鍋の中に入れただけなのに・・・すごい・・すごすぎる。

真似、パクリ、何とでも呼んでください。これは違った形で料理にして、なんとしても自分のものにしたかったのです。親方のヒラメ鍋の百分の一ぐらいの所にも行かないかもしれませんが、自分なりに何とかヒラメの甘さは出せるようになったと思っています。しかし・・・