料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
少し変わった名前ですが、一度お酒でじっくりと煮あげた鮎をお客様にご注文いただいてから焼いてお出ししています。煮崩れをしないようにして煮あげるのが難しい所ですね。大きなおなべに鮎を重ねて並べ、たっぷりのお酒を注ぎいれます。本当にたっぷりのお酒を使いますから、作るところだけを見ていると鮎の値段よりお酒の値段の方が高いんじゃないかと思うくらいです。実際、うちのおかみさんはそう思っていたらしいです。最初から弱火で、コトコトとじっくり煮あげていきます。鍋の淵にいっぱいだったお酒が鮎の所、ヒタヒタになるくらいまでじっくりとつめていきます。途中でお砂糖をほんの少し、しろ醤油で味を調えて完成です。なお、焼きあがったときにほんの少し山椒味噌をぬって出すのを忘れずに・・これが味を引き立ててくれます。