料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
この頃は、美味しいだけではなく、見た目にもきれいな料理というものを心がけているつもりです。太刀魚はよく使う魚なので魚自体の説明は今回は省いておきますが、太刀魚のように三枚に下ろした時に片身の薄い魚は、何かを巻いたり、重ねたりするのに大変便利です。今回の料理のように重ねてコントラストを出したりするときには重宝します。
まず、太刀魚のすり身を作っておきます。このすり身を三当分に分けておき、それぞれに、ウニ、卵の黄身、のり(生のり)で色をつけておきます。味は、薄い塩味をベースに、それぞれの持ち味を生かして味付けをしていきます。次に、流しかんに塩をあてた太刀魚を並べて置き、先ほどのすり身を順番に流していきます。一番上にも太刀魚をならべて、ラップをかけ蒸し器で火を入れていきます。完全に冷めた所で、小口に切って、切り口が見えるようにします。付け合わせには、焼き魚と同じように、大根卸が良いでしょう。さっぱりとしている意外な焼き物の出来上がりです。