旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-11-22 生ビールの話

親方楽談生ビール話58。

今回からは新しい章へと進み「ビールの味わいの基準をつかむ」を考えてみることにするのだ。
美味しいビールとは、どういうビールだろうか、今まで何回も「美味いビール」について書き込んできたが「このビールうまいねぇ」・・と言うときには、いったい何がどうして美味しいと言うのだろうか。ビールの味わいは非常に微妙で、これをつきつめて評価することはかなり難しいことと言えるかもしれない。絶対的な「美味い・まずい」の評価もさることながら「自分がどう言ったビールが好きなのか」と言うことについても、自分自身の舌と喉だけで判断する場合には、実はあやふやな人が多いと思うのだ。

それと言うのも、ビールという商品がたぶんにイメージ先行で売られているからだ。ほとんどの人が自分の舌や喉による味わいに関する確固たる理由でビールの銘柄を選んでいるではないと思うのだ。自分(私)にしたところで、貴田乃製以外のお店にお邪魔するときには、そのお店のビールの銘柄にこだわったことなどない。楽しい仲間がいて、美味しい料理があればそのお店で使っているビールが、本来自分の好きな銘柄ではなくても、ほぼまったく気にならないと思うのだ。遠足のお弁当と同じ感覚だ。今まで散々ビールの温度や管理する状態などを事こまかく、うるさく書き込んできたのに、ここにきて「美味さ」はイメージの問題だと言うのか・・・と、叱られるかも知れないのだが、自分の頭の中に「美味いビールのイメージ」をちゃんと作り上げておくと言うのはとても大事なことなのだ。

ビール会社の宣伝広告によるイメージや、上司や先輩、その他もろもろの他人の意見、さらにはいつもの見慣れているとか、どこに言っても出てくるからなどと言う「習慣」によって、自分の飲むビールを決めている人、あるいは安いからと言う「価格」で決めている人もいるはずだ

また新しい話しに入って、まだ続いたりするのだ。

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