料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
新しいメニューとしてもうひとつ。今年は茶碗蒸しをやめた。今年の冬は貴田乃瀬には茶碗蒸しがないのだ・・いいのか?こんなことを言って。お客様に弱いんだから、どうせ強いご要望に押されてそのうち始めるんだからあまり大きなことを言わないほうがいいんじゃないのか?。
その時はその時だ・・・。とにかく今年は茶碗蒸しではなく、カブと白身魚・カキを使った蒸し物なのだ。ただの蒸し物では茶碗蒸しを(とりあえず・・すでに気が弱くなってるジャンか)やめた意味がない。それなりに評価をいただけるものを作らないと(それなりにではいかんだろうが・・それなりじゃ)。
海老や蟹の頭などで作った、いわゆるソースアメリケーヌをつくる。これをかなり濃くとった「鰹だし」で伸ばす、同時にトマトをジュースしたものも入れる・・コレだけじゃぁ一体どんな味になるかまったく分からないだろうなぁ。で、さらに大根おろしをたっぷりと入れてモッタリトした感じに仕上げる。ほんの少し辛味をつけるために一味唐辛子も入れるのだ。この蒸し物の一番大事な出汁はこれで完成だ。
器に豆腐、ギンナン、栗の甘煮、カキ、白身魚、カブ・・などを入れて蒸し器にかけて蒸し上げる。カキや魚に火が通ったところで秘伝の(そうかぁ?)出汁をたっぷりと入れるのだ。かなり高い評価を頂いていると自負しているのだ。我ながら美味いと思う・・(いいのかそんなこと言っちゃって)。
毎年13年間、同じものを作らず、ずっと変え続けてきた茶碗蒸し・・簡単に言えばネタにつまったと言うことか(そうだったのか)。その茶碗蒸しの代わりを立派に務めてくれるだけのメニューになるだろう・・か?。期待は大きいのだ。