旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-10-31 生ビールの話

おやかた楽談:生ビール話54。

生ビールを売っている店では、いつでも簡単においしいビールが飲めると言うことは大原則なのだ。
自分のうちで飲むビールと、外で飲むビールは当然の事のように違いがある。自分の家に生ビールのサーバーが置いてあるという人はまずいないだろうから、当然缶ビールとかビンのビールを飲むことになる。かたや飲食店などでは、当然のことのように(生ビールだから当たり前だけど)サーバーから生ビールを注ぐ。この当たり前の事の裏に隠れいることが大切なのだ。どうやったら外(飲食店)で美味しいビールが飲めるのだろうか?。

第一に、その店がいかにビールを最大限に美味しくサービスするための努力をしているか・・なのだ。ビールの管理、グラスの選択、注ぎ手の質などがいい加減なところはそうした要因によってビールが不味くなることを知らないのかもしれない。アサヒビールの営業さんいわく「この手の飲食店がまだまだ多いんですよ」とのことだ、同業者として耳が痛いし、肝に銘じておかなければ。それではどうしたらお客さまに美味しいビールを飲んでもらえるような飲食店になるのだろう。

まず、ビールや関連機器の管理に注意が払われていなければいけないのだ。器具やホース部分などの洗浄・清掃が十分に行き届いていて清潔に保たれていること。保存されているビールは常に3〜4度に保たれていて、お客様に出される時には飲み頃の温度6〜8度になっていること、冷たければ冷たいほうがいいとばかりに、ビールを冷やしすぎている店が多いのは気になるところ(アサヒビール営業・談)なのだそうだ。最も重要なことが、新鮮なビールが提供されているかどうかだ。繁盛店は、それだけビールの在庫がはける時間が短く、より新鮮なビールが提供されている。ビールの鮮度は味に非常に大きな影響を与えるものだから、新鮮なビールをお客様に提供するのは飲食店の最低のルールであって、これができないところは基本的に生ビールを扱わないほうがいいのかもしれない。

大きく出たが続くのであった。

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