旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-10-27 生ビールの話

親方楽談:生ビール話52。

持ち方だけではなく、姿勢も大事だ。猫背でうつむき加減でグラスを上げるのは、どうしても日本酒向きになっている。背筋を伸ばして、胸を張り(だんだん大げさになってきたのだ)しかし肩肘は張らずにリラックスして、喉の奥のほうへ流し込むように飲むのだ。飲むときには、口をしっかりとあけてビールを喉に送り込む、唇をすぼめて、吸い上げるようにしてちびちび飲むのは、わざわざビールを不味くして飲んでいるようなものなのだ。人が集まると必ず一人こんな風にしてビールを飲む人がいるのだ。日本酒もチビチビ、ワインもチビチビ、ビールもチビチビ・・・私のように豪快に何でも来いって言う感じでドカ〜〜ンと飲むのだ(家にかえるといつもおかみさんに怒られるのはこの飲み方に問題があるような気もする)。

また、上唇が泡の下のビールに届くまでしっかりとグラスを傾けて、泡の下のビールだけを口の中へ流し込むようにして飲むのがいいのだ(書いてみると簡単だが、実際にやってみるとこれが結構難しいのだ)。口ひげに泡がたっぷりとつくようなの味方なのだ。こうすれば、飲むにつれて泡はそのままグラスを下がっていき、飲み終えるまで蓋の役割をしっかりと全うするので最後まで美味しく飲めるのだ。肝心なことは、最後まで蓋の役割の泡を残すようにして飲むのだ。

さらにビールは注がれて時間がたつほど美味しくなくなるのだ(そんなことは分かっているのだが、話しに夢中になっていたりして、ベストなタイミングを逃すことが多い)注がれたビールはできるだけ早く飲みきることが大切だ。普通のグラスに注いだビールで言えば5分から7分以内での見切るのが理想なのだ(えらく酔ってしまう様な気もするのだが)。うう〜〜ん、確かにこうして飲めばビールは美味しく飲めるのかもしれないが、ビールの美味しい飲み方ばかりに気をとられて自分のペースを乱したり、一緒にいる人たちとの会話ができなくなってしまうのでは元も子もないのだ。まぁ、実際のところは楽しく飲んでいればそれでいいって言うのが一番なのだ。

さらにさらに続いてしまうのだ。

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