旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-10-25 生ビールの話

親方楽談:生ビール話51。

さて、美味しいビールを飲めるときも近づいてきたのだ。ビールを正しく保管して、静かに冷やして注ぎやすいグラスを厳選して慎重にしかし大胆に3度注ぎをする。ここまでは今まで書いてきたことをよく読んでもらえれば理解してもらえることだ。で、これだけ勉強すれば、今・目の前に置かれているビールを今まで出一番美味しい状態で飲める・・・・・が、しかしだ。これで終わりではないのだ。さんざん引っ張ってきて、いまさらまだ何かあるのかと言われるだろうが・・あるのだ。

その人にどのように飲んでもらえるのか、飲み方によってもビール本来の味わいは変わってしまうのだ。ビールは一口である程度の量を喉の奥の方へ流し込まないと、その美味しさを十分に味わうことはできないのだ。良い姿勢で喉を開けて飲まなければ美味しくないのだ。面倒くさい。たかがビールを飲むくらいのことでなんで「姿勢」のことまで言われなければならないのだ・・・そう思うのは良く分かるけれど、あくまで最良の方法を・・・と考えて書き込んでいるので、我慢して最後まで読むのだ。このビールのシリーズは結構長い読み物になるので、美味しく飲めればおしまいと言うわけでもない。まだまだ続くのだ。・・・で話しを元に戻して。

喉をあけてと言うことは上を向いて飲むと言うことになる。口から迎えに行って下を向いてすするようにして飲むほうが美味しい(人によるけれど)日本酒とは好対照なのだ。ワインにしても、日本酒にしても、ウイスキーにしても、プロに言わせれば正しい飲み方と言うのはちゃんとあるのだ。ビールだからと言って、正しい飲み方がないわけではない。

重いジョッキがよくないのは、腕から首に力が入りすぎて喉が楽に開けられない。同じ理由で、小さいグラスにも持ち方がある、わしづかみは、どうしても腕から肩、首へ力を入れてしまうことになる。そこで小指(あるいは小指と薬指)でグラスの底を支えるのだ。残りの指は力をいれずに添えるくらいにして安定するし、リラックスして美味しく飲むことができるのだ。

さらに続くのだ。

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