旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-09-30 生ビールの話

親方楽談:生ビール話46。

アクセスもグングンあがり、盛り上がってきたのだ・・こっちもグングン書きまくるのだ。

で、ビールの話しの続きだ。缶ビールをそのまま口の中に注ぐと言うことは、グラス代わりに口の中にビールを注ぐと言うことなのだ。口の中いっぱいに泡があふれてくる。炭酸がきつい。苦味が強く感じられる。(よく、コップに入っていれば炭酸系の飲み物が飲めるけれども缶から直接だと飲みにくい・・なんていうかわいらしいことを言うおねぇちゃんがいるけれど、実際口の中が人より敏感な人って言うのは結構いるらしいのだ。・・この場合の敏感と言うのは、味に対して敏感・・と言う人もいるだろうけれど、口の中の粘膜が敏感と言うか、すぐに荒れてしまったりする人がいると言うことだ)味がいいとは言えないのだ。すぐにおなかが膨らんでしまい「もうのめませ〜〜ん」と言うことにもなるのだ。

ビールを美味しく味わうために、最も大切な条件の一つ・・適度な炭酸ガス。注がれて炭酸ガスが適度に抜かれ、決めの細かい泡が立ったときが最も美味しくなるように、ビールの炭酸ガスは醸造過程の段階で調整されているわけなのだ。美味しく注がれたビールは、適度に炭酸ガスが抜けて、苦味を含めた味の全体のバランスが丁度良くなり、ぴりぴりとしたいやな刺激感もなくなるのだ、口当たりが俄然ソフトでまろやかになり、美味しく飲めると言うわけなのだ。

たとえば缶ビールの場合、缶に直接口をつけて飲むよりも、グラスに注いで飲んだほうが明らかに美味しく飲めるのにはこのようにちゃんとした理由があるのだ。ビールの醸造家の願いはただひとつ「美味しく飲んでほしい」と言うことに尽きるのだ。ビール工場から出荷されていくビールには、そういった願いも託されているのだ。

まだまだま〜だ、続くのだ

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