当たり前のことだけど、お金を出して買うビールって言うのはビール工場で醸造されて、ビンや缶、あるいは樽に詰められて消費者の元へ届けらている。これまた当然のことだが、ビールメーカーでは、消費者の皆さんに一番気に入ってもらえるビール、つまり一番美味しいビールを飲んでもらおうと思ってビールを出荷しているのだ。この場合と言うのは、自社的に一番だったり、業界的に一番だったりするのだ。研究開発・試醸・試飲を重ねて「これはうまい、さいこうだぁ」・・と自身の持てるビールをパッケージしているわけだ。

しかし、現実的には、パッケージされたビールは本当の意味での完成品でない・・と考えることもできるのだ。・・完成品ではないと言う言い方は少し難があるなぁ・・。「最高に美味しいビール」に至るまだ過程にあるって行った方がいいだろう。「最高に美味しいビール」が完成するのは「最高のグラス」に注がれた瞬間なのだ。このとき（注がれた瞬間）最も美味しくなるようにビールはパッケージされているのだ。つまりだ、つまり「最も美味しいビール」を完成させるのは、ビールを「最もおいしいビールが飲めるように作られた最高のグラス」に注ぐあなた自身なのだ。・・・くぅ〜〜〜〜〜かっこいいぃぃぃ。缶ビールだって上手にグラスに注げば結構美味しく飲めるのだ。

缶ビールにそのまま口をつけて飲んだことは誰でもあると思うけど、たいていコップとかグラスのない状態でのことで、缶のまま飲めるって言うそれはそれで手軽がありがたい。が、味のほうはいただけないのだ。・・・この章結構長くなりそうなので続くにしておくのだ。