旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-09-16 生ビールの話

親方楽談:生ビール話42。

最もいいのは、底の内面に丸みがついているものなのだ。これなら底に当たる衝撃が緩和されて、衝撃を受けたビールはすぐに上方へ移動しても、もまれることはないのだ。注ぐとすぐに泡とビールが分離して、ビール内に適度な炭酸ガスを保ち、泡はきめ細かく立つのだ。また「グラス」はきちんとした円筒形よりも緩やかな美しいと思うカーブを描いているもののほうがいい。内径が下方から上方に向かってやや小さくなっていると、泡がしっかりと集められて泡持ちがいいのだ。逆に上方に向かって開いているような「グラス」ではいくら底が丸くても極めの細かい泡が立ちにくくて泡持ちも悪くなるのだ。

書いているものを読むと何か難しいことを書いているように思えるけれど、よく読んでもらえれば分かる、特別難しいことを言っているわけではないのだ。ビアホールなどででてくる「グラス」ビールの「グラス」・・こっちのほうが分かりにくいか?「グラス」の上のほうが少しつぼまっている奴・・あれのことなのだ。自分のお気に入りの「グラス」でこれと同じ形のものが家の食器棚の中に入っているという人もたくさんいるはずだ。それくらいに一般的な「グラス」なのだ。

では、ここに書いた注がれたビールがどのようにして「グラス」の内側を動いていくのか(もまれるのか、抜けるかって言うこと)は、この後でまた書くことにするのだ。どれだけうまく注ぐか」ということを頭に入れておいてもらいたいのだ。

まだ続くということなのだ。

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