料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
亀の話を書いたからでもないだろうが、お客様からスッポンの鍋ができるかどうかの問い合わせがあった。得意なのだ・・。得意なのだといっても、貴田乃瀬にある鍋はごく普通の土鍋だからあくまで浜名湖の周りでやっているごく普通のスッポン鍋ならばという事で了解をしてもらった。普通じゃないスッポン鍋というかちゃんとしたスッポン鍋には程遠いかもしれないけれど、それなりに仕上がっているとは思う。スッポンの鍋の中にいろいろな野菜を入れるところがあるけれど、貴田乃瀬では白ねぎだけ。あまり多くの野菜を入れたり、豆腐を入れたりすると味がにごるような気がするので白ねぎだけなのだ。
残りのだしを使ってスッポン雑炊を作るんだけど、これがまたうまい。個人的にはふぐ雑炊よりもスッポンの雑炊のほうが好きだ・・あくまでも好みだから。貴田乃瀬では基本的に鍋物はやっていないのだが、お座敷に限りしかも予約であればそれなりにお鍋を出すことも可能なのだが、それを知っているお客様はほとんどいない。冬のコース料理にも鍋物はつかない。これもおかみさんと二人の仕事では難しいところがあるのだ。で、予約に限りということになっているのだ。何でお座敷だけなのかというと、これも個人的な思い入れなのだが、お鍋はお座敷だと思うのだ・・・(笑)。
毎年のことなのだが、寒いときのメニューには本当に困る。鍋があればそれだけで一品できてしまう、茶碗蒸しで二品、刺身で三品・・・・おおっ残り三品考えればいいだけじゃないか!!・。っと、行かないところが自分の性格で一番嫌いなところ。もっと気楽に考えたほうが、お客さまも入りやすい店になると思っているし、ちゃんとわかっているのにそれが出来ないのはいったいどうしたことだろうと何度悩んだことだろうか。さすがにこの頃は、それが自分の動かせない正確だってわかってきたけど。ああっ、だんだん寒くなるなぁ、これから。メニューどうしよう。