旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-09-11 生ビールの話

親方楽談:生ビール話40。

自分でビールを注いで、まぁまぁジャン・・といえるくらいのきれいな泡を作るようにするには、注ぎ方もさることながら「グラス」や「ジョッキ」の形状が大きな影響を持ってくるのだ。「グラス」とか「ジョッキ」の話を始めてからずいぶんたつけれど、いよいよ話の本題に入ってきたのだ。どんな容器がいいのだ!!。って言うことで。まず第1に「シャンパングラス」のように平べったいものは、ビールの泡が立ちにくいのでビールを飲むには適していない。逆に細長い容器は、ビールを注ぐとほとんどが泡になってしまって、これもいいとは言えない。難しいじゃないか。

縦と横の比率に関して言えば、大昔から黄金分比率(1対1・618)という数値が出ているのだ。名刺をはじめさまざまな企画がこの黄金分比率になっているのだそうだ。これも知らなかったなぁ、自分でこの文章を書きながら勉強になること、勉強になること。これは人間の感覚に非常にフィットして安定感が良いのだそうだ。また、さまざまな美術作品における調和も、この分比率が基本となっているのだそうだ。・・・・・・すばらしい。自然界の法則のひとつであり、美の根源だとも言われているのだ。

さて、そこで打「グラス」の内径と高さ(簡単に言うと内側)の比率も黄金分比率にしてみたらどうだろう。すると若干ながら、泡立ち・泡もちに不満が残るのだ。つまり、黄金分比率よりももう少しだけ背の高い、少しスマートな形がベストだということになるのだ。比率であらわすと(1対1・8〜2・2)ぐらいなのだ・・・。そうは言っても目で見ないことには何がなにやら分からないというのが本音だ。この話をどんどん呼んでいくとちゃんと自分の側にある「グラス」で何がそれに当たるのかちゃんとわかるようにしておくのだ。なんと言う親切。

話はまだまだ続くのだった。

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