料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
さて、日本酒だけでなく、ビールも当然料理に合わせるようにして選ぶのだとしたら、このプレミアルモルツ(サントリー)は少し物足りないビールかもしれない。文句をつけるのはおこがましいくらいの完成度を持っているビールなのだが、それ(ビール)自体が美味すぎるのかもしれない。もう少しごく普通のビールのように苦味とかがあってもいいのかもしれない。
日本酒と料理の相性についてはかなり勉強をしたつもりだし、実際貴田乃瀬でそれを実践している。ただ、あくまでも自分の作った料理との相性であって、一般的ではないと思うことも多々ある。今回の生ビールも、あくまででも自分の作った貴田乃瀬の料理との相性を考えているだけで、このプレミアムモルツに問題があるわけではないだろう。ただ、自分の料理とあわせるとカバーできる範囲が狭いように感じて物足りないと思うのだ。
考えた。生ビールを始めてまだ1年もたっていないのに、ここで生ビールをやめてしまうか、それとも新しいビールを探すのか、これは真剣に考えた。しかし、どちらにしても今すぐというわけには行くわけもなく、しばらく時間を取る事にした。春先花粉症の治療に出入りの酒屋大谷屋さんの近くの病院に出かけた時、大谷屋の藤田君に呼びとめられた。「親方、新しいビールが出たんですがちょっと試してみませんか?」・・・新しいビール・・??。「それって何処のビール?」・「アサヒのビールです」・「生ビールもあるの?」・「あると思うんですが、今ここにあるのはビンに入った奴だけです」・「名前はなんていうの?」・「アサヒの熟撰って書いてあります」・「ふ〜ん、ジャァこれから病院に行って注射打ってもらうから、先に店に行って冷蔵庫に入れておいてよ」・・・熟撰との出会い。
話はまた続く。
本当にこのアサヒの熟撰美、味いんですよね!
ビールのフルボトムって感じですか。
個人的にはまりました。