料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
さて、おまたせ。
店に帰って見るとすでに冷蔵庫にきりりと冷えて飲み頃になった熟撰が入っていた。仕事をする前にブールを飲むなんていつもならすることは無いのだが、そこは試飲だ。飲んで見なけりゃ分からない。
グラスに注ぎ、のど越しを味わってみる・・・「おおっ」・・これは良いかもしれない。気にならないくらいの苦味がいい。コク、キレ、香り・・全体のバランスが良い。・・・「これは美味いっ」思わず声が出てしまった。
探していたビールに近い・・というか、まさに探していたビールそのものを飲んだ感じがした。少しほめすぎかもしれないが、とにかく、自分の中で考えていたものがそのままビールになっているような感じだった。「こいつの生が飲んでみたいなぁ、ビンビールでこの出来ならば、生ビールで飲んだらもっと良い感じになっているかも!!」・・電話をした、酒屋の藤田君に早速電話だ。「さっきもらった熟撰・・そうアサヒのビール、あれって生ビールにならない?」・「なるにはなりますけど、親方のところはプレミアム(サントリー)を入れたばかりですよね・・」・「むりかなぁ、まだ半年ぐらいしかたってないもんなぁ」・「無理ってわけじゃぁ無いですけど、かなり難しいかも・・」・「そこを何とかならない、このビールかなり気に入ったんだけど、お店で使ってみたいなぁ、このビール」・「・・・・・・・・・」。長年酒屋さんとお付き合いをしていても、この手の生ビールの入れ替えにかかる酒屋さんのご苦労はまったく分からない。聞けばメーカーと酒屋さんの間でいろいろ(本当にいろいろ・・ここでは書けないようなことが)なことがあるのだそうな。
復活したビールの話はまだ続く。