ホウボウ・・・・・・。

ホウボウって変わった名前ですよねぇ。こんな名前がついたのには諸説いろいろあるらしいのですが、そのうちの１つとして頭が角ばっているから（ホウボウの方と言う字は四角の意味があるそうです）と言うものがあります。確かに何かカブトをかぶっているようにも見えますね。定かでないのが、ちと・・・。同じホウボウ科のカナガシラと混同される事がありますが、まったく別の種類なのだそうです。

大きさは４０センチぐらいになります（もっと大きな物も見た事があります）。体色は淡紫紅色（難しい色ですねぇ）。頭は骨板でおおわれて角ばっています。ムナビレは大きく、開くと鮮やかな青緑色をしています。ムナビレの下に３本の足のような物が（細長いツメの様なと言った方がいいでしょうか・・）あってまさに足のような役目をはたしています。海底を歩くときなどには足のような役目をしています。また、このホウボウと言う魚「ぐぅ〜ぐぅ〜」と鳴きます。信じられないかもしれませんが、浮き袋を振動させて鳴く事ができるんですねぇ。変な魚です。

くせのない白身でかなり美味しいと思います。オコゼのように頭の部分が大きくて、大型のものでないとすしネタするにはキツイですね。とにかく捨てる部分がたくさんあって、儲からないかもしれません。ほんの少し塩を打って余分な水分を飛ばした物を握ってもらうのが美味しいと思います。あまり食べた事のない魚だナァ・・とおっしゃる方もいるかもしれませんが、出来たら行きつけのおすし屋さんに行って、今年の冬仕入れてもらってください。ぜひ、一度食べて見る価値のある魚だと思いますが。ほんのりとした甘味のある、上品な味のする魚です。