＜写真（天然ものでこのデカさ！）は安来寿しさんのご好意で転載させていただきました。＞

クルマエビ・・・。

クルマエビ類には食用となる重要種が多く含まれています。クルマエビ類に共通特長は、腹部の各節がすべて同じ形態である事と、泳ぎながら卵を海中に生みはなしてしまう事です。また、クルマエビ類の寿命は約１年と他のエビと比べると短いのだそうです。日本では、エビの代表格だといっても過言ではないと思います。日本の近海だけではなく、インド洋まで広く分布しています。近年では、スエズ運河から地中海に入り、シリア沿岸などでも重要種として扱われているといいます。
味的には、エビの中では最上とされていて、高級品ですね。体長９ｃｍぐらいまでを「サイマキ」・・それより大きくて１２ｃｍぐらいまでのものを「マキ・・あるいはマキエビ」と呼び、それ以上のものを「クルマエビ」と呼んでいます。クルマエビは寿命が約１年と短く、養殖に適しているといわれています。日本では、完全養殖が行なわれ、国内産クルマエビの４０％近くまでが養殖物が占めています。

個人的に、あくまで個人的な意見として聞いていただきたいのですが、クルマエビだけは生か、あるいは一気に加熱してしまう天ぷらの方が美味しいような感じがします。まったく個人的（しつこいですか？）に、マキエビ・車えびの天ぷらは私の大好物の１つでありますが（好物の多い男だナァ）、それでは、とこのクルマエビを握ってもらうと・・・・。クルマエビの握りが大好物と言うわけには行かないようです。ここ浜松あたりでは、クルマエビ・マキエビは生で握ってくれるおすし屋さんがありますが、江戸前のおすし屋さんでは茹でて使われてきました。曲がってしまわないように串をさしてから茹でます。さらに開いてオボロなんかをはさむと言う手間のかかった仕事して握る所が多いんじゃァないんでしょうか。

エビ自体は大変に好きな食材なのですが、握ってもらうと・・うう〜ん、まんなかへんかなぁ。でも、おすし屋さんに行ったら、必ず注文しちゃうんですけどね。（んんっ、それなら黙って食べろってば）