料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
スルメイカ・・・・・。
手元の食材魚類図鑑にはこう書いてあります。スルメイカ・・・。身体は筋肉質で、胴は円筒形。ヒレは後方につき、ひし形をしている。足はたくましく、腕の吸盤は2列になっている。目は大きく膜で覆われている事はなく露出している。・・・となっています。なんか、イカの記述ではないような気がしませんか?・・・子供の頃の怪獣カードの裏に書いてあった、怪獣の紹介みたいに思えます。手元にあるのは確かに魚類図鑑だよね!!。
もっともポピュラーなイカで、主として東日本で珍重されているようですね。関西ではマツイカ・九州ではトンキュウ・北海道、東北ではマイカとも呼ばれています。干物にするものは2番スルメ・松前スルメと呼ばれています。ヤリイカ類に比べると肉質はやや硬いのですが、味わいとしては美味しいと思います。甘味を感じさせる身質がこのイカ特徴ですかね。ご存知・・家庭でも一番馴染みのあるイカですね。おすし屋さんでは、そのまま生では使わないお店もあるようです。イカを煮て中に酢飯を詰め込んで、印籠づめなどにします。この印籠づめは輪切りにして、煮つめをぬってお客様の前に出てきます。
個人的には5月の初めごろに出てくる、若い小さな麦イカと呼ばれる物が柔らかくって甘くって大好きです。津軽海峡あたりの漁では最盛期が夏で、その頃出回ってくるものも大変美味しいと思います。江戸前のおすし屋さんでは、津軽のものは少し遠いようで関東近海の物が鮮度的に見ても、最も使いやすいようです。こちらの旬は秋から冬にかけて・・・まさにこれからなのですね。