料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
コウイカ・・・・(スミイカ)。
日本周辺だけでも、約30種近くが分布しているそうです。いずれも舟形の石灰質の甲があり、胴は扁平なドーム形をしています。ヒレは、外套膜(がいとうまく)の側線全長にわたります・・・つまり胴の横側についているのは全部ヒレだと言うことですね。足は太く短く、吸盤は4列になっています。触腕は目の前にあるポケットに収まっていて、えさをとる時だけ出てきます。肉は厚めで歯ごたえがあり、刺身や天ぷらなどに多く利用されています。個人的には、夏の終わりごろに出回る、スミイカのまだ小さい新イカが柔らかくって美味しいと思います。標準和名でコウイカと言います。江戸前のおすし屋さんでは、スミイカの方が通りがいいかもしれませんね。また、頭の先に針のような突起があるので針イカとも呼ばれています。
成長したものは肉厚でやや硬いのですが、夏のアオリイカについで美味しいのではないでしょうか。江戸前のおすし屋さんでは茹でてから甘酢につけたり、鹿の子模様に庖丁を入れたりして握る所もあるようです。似た種類でモンゴウの通称で呼ばれるモンコウイカがあります。同じように旨味がありますが、こちらの方がスミイカより大降りでより肉が厚くなります。これのさらに大型のものがアフリカあたりから大量に輸入されています。
イカすきの私としては、イカと名前がつけばどんなイカでもありがたく頂いてしまう所ですが、このスミイカは時期(秋口)になると必ず、これを目当てにしておすし屋さんに行くくらい好きですねぇ。普通のイカ(スルメイカ)などと比べると、イカを食べる満足感が味わえます。これほど肉厚なイカはコウイカの仲間でないとお目にかかれませんからねぇ・・・。ほんとに私って、イカ大好き。(この前は貝好きって言ってたぞぉ)