この蔵元の創業は明和５年、創業当初は「剣山」の銘柄で出荷していたようです。４代目当主忠五郎の代になって、伊丹、灘で「剣山」の名前は広く名声を得ていたと言われており、ラベルには、当時の「剣山」の剣の山形の図案が残されています。一般的な名称として、この蔵元の「宗玄家」の名を取って「宗玄酒」と呼ばれていたため、それが現在の銘柄になったようです。

「ほとんど宣伝もしていないし、お客様の注文があるからそれに応じているだけ」とは、蔵元の弁。しかし、このご時世にもかかわらず増産を続けており、また、平成３年４年と連続して全国新酒鑑評会金賞を受賞しています。

宗玄　特別本醸造

米からうまみを取っていく酒作りで、甘口タイプでもスッキリとした喉越しでまろやかなうまみを感じる事が出来ます。