旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

99-01-02 日本酒 Index / 北海道・東北

山形県:初孫 「古酒三歳 原酒」

初孫 hatumago

酒田は昔、砂潟と書かれていたように砂丘にできた街です。雨が砂丘にしみ込み、濾過されて酒造りに適したミネラルを含む水が湧いてくるのです。さらに酒田は庄内米のふるさと庄内平野の中心都市で、最上川の河口にあり、江戸時代から米の集散地として発展してきたところです。この酒田で、初代「佐藤久吉」が酒造りを始めたのは明治26年、杜氏の酒名は「金久」でしたが、昭和の始めに孫が誕生したのを機に、自分の蔵の酒もみんなに愛され、喜ばれるようにと「初孫」に改名されました。
昭和42年に東北銘醸(株)設立し、瓶詰、販売部門を独立させて、山形県のトップメーカーになりました。砂丘から湧く初孫の水は生元系酒母に適しており、現在もほとんどの仕込みにこの酒母が使われているようです。酒の特徴は豊かなこくと切れのよさ、油料理にもあう腰の強さ、です。甘く感じない甘口、辛く感じない辛口の酒、こんな酒を作るのがこの蔵のモットーになっています。

古酒三歳 原酒

今回紹介をする「古酒三歳」は三年熟成の特別本醸造原酒でふくらみのあるうまみが特徴になっています。この蔵元の「古酒」は市販されているものとしては「古酒三歳」のみですが(手元の資料が去年のものなので今年の事がよく分かりませんが)この蔵元の酒、特に火入れをしていないものは全体に腰の強い酒になっており、自分の冷蔵庫(温度管理のでいているという条件がつきますが)で1・2年おいても十分に飲む事の出きる酒として残ってくれるような酒です。

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