料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
寛政3年の創業で、日本武尊の孫で綾黒丸が初めて酒造りをしたを伝えられる綾群、綾川のほとりにあります。酒名は綾黒丸、綾群から綾を取り、菊の花を浸した酒を飲むと長寿になると言う故事に習い、菊花のように気品のある酒をと願って命名されました。酒米オオセトを原料米に使い、清らかな綾川の伏流水を仕込み水に、華やかな香味のある端麗な酒を醸しています。
この蔵元は地域文化とともに歩んでいく事を蔵元の本分として地元の人々に愛される酒を作る事をひたすら追求してきました。言ってみれば、もっとも地元の要求に答えている蔵元といえるかもしれません。その結果はこの蔵元の酒が、今では全国に知られる銘柄となり、この酒を自信を持って全国に紹介してきた郷土の人々に、いかにこの酒が愛されているかを証明する事になりました。
大吟醸
今回の大吟醸は、まさにこの華やかな香りを生かした酒になっています。口の中に広がる何とも言えない吟醸香が大変に気に入りました。香川県の酒は綾菊に代表されるように、口当たりのよい酒が多いのではないでしょうか。