マグロをコンソメスープで味付けをしてみました。使うマグロは魚屋さんが「座布団」と言うところです。「座布団」とはマグロの「トロ」の部分ですが、単純にトロを使ったら、お客様に料理としてお出しすると大変な値段になってしまいます。ですから今回使っている座布団は冷凍庫などに入り過ぎていて、色の変わってしまったところを使います。座布団と呼ばれている部分を適当な大きさに切り分け、軽く湯通しをしておきます。「牛のコンソメスープ」（市販のものでも十分ですが、その場合は濃縮タイプのものを使うと良いです）の中に先ほどの座布団を入れていき、後はコトコトと火を入れていきます。１時間ほどしたら、にんにく、人参、玉ねぎ、生姜などの切り屑を入れ、煮詰まってきたら水を足しながら更にコトコトと３時間ほどゆっくりと火を入れていきます。とにかく時間をかけて弱火で火を入れていく事が「コツ」です。

煮あがったら、鍋の中からそおっと「ざぶとん」を取り出して残ったスープを濾しておきます。皿の上に「サブトン」をおき、先ほどのスープに片栗でとろみをつけソースのようにひいていきます。付け合わせに素揚げにした茄子（４分の１）をつけて出来上がりです。これからも色々なマグロの食べかたを考えてみたいと思います。