料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
うちの店は、比較的若いお客様が多いせいか、肉を使った料理がよく出ます。牛たんの和風煮とか、黒豚の黒ごま煮とか、鴨肉を使った料理など、いろいろな肉を料理してそろえているつもりですが、もっと何か変わった料理を食べてみたいと言われて「それじゃあ、こんなのはどうだぁ」と作ってみたのが今回の料理なんですが・・・
蜂の巣(牛の胃袋)は、良く掃除をしたもの(ないときには自分で掃除をするしかありません)を米ぬかで4時間ほどコトコトと火にかけます。豚も適当な大きさと長さの節にします。(後から先ほどの蜂の巣でこの豚肉を巻いて行くので、その時の事をよく考えて大きさを決めてください。)この時にいっしょに煮込んでも大丈夫です。鍋から蜂の巣とと豚肉を取り出してきれいに洗って冷蔵庫で一晩寝かしておきます。次の日、節にゆでた豚を蜂の巣で巻き込んでいき、最後にたこ糸でほどけないように巻いておきます。これを牛のコンソメ(かなり濃く取ったものがよいでしょう。)でコトコトと煮込んでいきます。時間にしたら4時間から5時間ほどで、箸でつまめば切れるほどに柔らかくなります 。途中、砂糖、コショウ、ガーリック、香草などで味付けをしていきますが、なるべくスープが濁らないように気をつけながら、アクや、脂を取っていってください。鍋からだして、冷蔵庫でよく冷やし適当な大きさに切り分け、お客様に出すときにもう一度火を入れて温めれば完成です。こんな感じの、こんな料理、いかがでしょうか。