料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
「香り松茸、味しめじ」と言われて日本人に最も好まれており、きのこの最高級品として扱われています。主として赤松の林の地上に発生しますが、くろまつ、こめつが、しらびそ、はいまつ、えぞまつなどの林の中にも発生するようです。国内で取れる量は少なく、近年、韓国、中国、カナダから輸入され、日本産の物よりかなり安く出回っています。韓国産、中国産の物は形、色とも日本産の物とはそんなに差があるわけではないと思います。一般には、日本産の物が味、香りとともに最高だと思いがちですが、外国産の物が最初から劣っているとは言えないような気がします。両者の違いはいわゆる鮮度の違いによる所が大きく、つまり、外国産の物は輸送のために香りが落ちてしまうのだと思います。さて、この松茸を焼き松茸や吸い物で召し上がっていただきたいと思います。
香りを大切にしたい料理ですから、このお酒、呉春を選びました。