料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
鰹の野菜盛り。
今年も鰹の野菜盛りを始める。お客様の「早く鰹の野菜盛りが食べたいなぁ」って言う声に押されて始める時期がどんどん早くなってきている。最初に始めたころは4月ごろからだったような気がする。1ヶ月早くなってるって事か!!。鰹だけじゃなく、すでに定番化した「空豆豆腐」や「野菜の冷たい炊き合わせ」なども。3月に入ったとは言え、まだこんなに寒いんじゃぁ「野菜の冷たい炊き合わせ」なんて食べたって美味しくないと思うんだけど?。
ここの所、新しいメニューをホームページでお知らせもせずにいくつか始めている。「里芋のまぶし」って言うのが評判いいな。「まぶし」って何?。って良く効かれる・・セロリとアンチョビーと鰹節を使ってつくった「パウダー」を薄く味を付けた里芋にまぶす・・だから「まぶし」なのだ。
セロリをざくざくと刻み、フードプロセッサーにかけ、出来るだけこまかくしておく。大きな鍋にこまかく刻まれたセロリを入れて水分を飛ばすように「炒る」。かなり水分が飛んだ所でアンチョビーとたっぷりの鰹節を入れてさらに「炒る」。ほぼ完全に水分が飛ぶまで「炒る」。これを広げた新聞紙のうえにあけて冷ませば完成だ。このパウダー自体の味付けは濃い目にしておくので里芋自体の味付けは比較的薄味にしておく。注文が入ったら里芋を暖めてボールに入れる。軽くパウダーをふって全体に回るようによくまぶす。里芋もこれで一品になる。
もう、何年も前につくった料理だけどホームページ上では人気があるらしく、リクエストが多いので今年はサイドお客様の前に出す事にしたのだ。美味しいとよろこんで頂けるのは本当にうれしい。新しく作った料理を評価してもらえるのもうれしいが、あの時食べた・・とか、何年か前に食べたあの料理をもう一度・・って言うのもかなりうれしいのだ。ただ、リクエストにお答えばかりしていると新しい料理を作る隙が無くなってしまう。チャレンジさせて頂くにはリクエストは「たまにお答え」ぐらいにしておくのだ。