冷蔵庫の調子が悪くなって早１ヶ月。今現在、貴田乃瀬においてある冷蔵庫が冷えないとか言うのではなくって、１ヶ月前のある日、突然の警報音とともに冷蔵庫の中の温度がグングンと上がり始め、１時間後には冷蔵庫の外も中もおんなじくらいの温度になってしまったのだ。営業時間帯ではなく片付けも終わってやれやれという時間だったので、お客様に迷惑をかける事はなかったけれど、冷蔵庫の中のものを他の冷蔵庫に移し変えるのが大仕事だった。次ぎの日の朝早くに修理に来てもらったら「・・・・・寿命かなぁ・・・」の一言だった。かなりの金額をかければもう数年寿命が延びるということだった。とりあえずの応急処置が効くのだから、このまま大丈夫なんじゃないのかなぁ・・・などと甘い希望を口にしたら「あくまでもとりあえずであって、このままなら３ヶ月ぐらいですかねぇ・・」と、余命の宣告までされてしまった。

この商売、冷蔵庫がなかったらどうしようもない。特に私の仕事には冷蔵庫様は絶対に必需品なのだ。開店以来長く勤めてくださった冷蔵庫様には申し訳ないのだが、ここは新人の冷蔵庫君に頑張っていただく事にしようと、冷蔵庫屋さんというのか厨房器具を取り扱っている会社に連絡を取り、うまく日にちを合わせて新人君を搬入してもらうことにした。平日では仕事に差し障るので無理を言って祭日にしてもらったのだ。そう今度の２３日の木曜日に新しい冷蔵庫君がやってくるのだ。今まではひとつの大きな冷蔵庫にドアが４枚ついていて、そのうちの１枚のドアは冷凍庫になっているタイプのものだったのだが、今回思い切って４枚のドアすべてが冷蔵庫にタイプのものに変えた。冷凍庫は今までまな板の下にあった横型の冷蔵庫を変える事にした。つまり、まな板の下が冷凍庫になるのだ。すごい。

使い勝手に慣れるまで少し時間がかかるだろうが、１日も早く貴田乃瀬に馴染んでもらって活躍をしてもらいたいものだ。開店以来１３年、ご苦労様・・そしてこれからよろしくなのだ。