旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-09-01 生ビールの話

親方楽談:生ビール話36。

グラスによって味が変わるって言うのは、味わう側(つまり人間って事だな)の問題だけじゃない。そこに注がれるビール自体の問題でもある。せっかく程よい温度に冷やしてもらった鮮度のいいビールだってビールを味わうのに適していないグラスに注がれたのでは話にならない。グラスによってどう味わうかという問題ではなく、グラスによって注がれたビールが美味しくなったり、不味くなったりするということなのだ。味が変わってしまうのだ。これは紛れもない事実なのだ。だから、ビールのグラスの選択はこだわりが必要なのだ。

ビールは注ぎ方が非常に重要だ。それはビールに含まれる炭酸ガスと泡の状態がビールの味覚を大きく左右するからだ。泡がいっぱい出ればいいってわけでもないし、泡の出ないような気の抜けたビールも飲みたくない。しかし、いくらうまく注ごうとしてもうまく注ぐことの出来ないっていうグラスがある。そういったグラスでビールを飲んではいけないのだ。見た目の美しさやそのグラスが持っている雰囲気に負けてはいけないのだ。逆に誰が注いでもある程度美味く注げるグラスがある。そういったビールが注ぎやすいグラスなら、いつでもビールを美味しく飲むことができるというわけだ。

それじゃぁ、そのビールを美味しく飲めるグラスって言うのを教えてもらおうじゃないの・・。っていう話になるのは当たり前のことだ。実際に目の前にそんなグラスがあったのならばすぐにでも手に入れてお店で使わないと。貴田乃瀬では生ビール用のグラスはアサヒビールが持ってきた専用のものを使っている。「このグラスでないと、熟撰は美味しく飲めませんよ・・」なんて言う。信じていなかった訳ではないけれど、いくつかグラスを試してみたら確かに、熟撰にはこのグラスしかないようだ。結構ちゃんと考えているのだ、アサヒさんも。

さて、グラスの話は続くのだ。

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