旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-08-31 生ビールの話

親方楽談:生ビール話35。

ビールを美味しく飲む努力のためのその1として、どのような容器で飲むかって言うのも大切なことだ。これはどうでもいいような話のようだが、のん兵衛だからこそちゃんとこだわりたいのだ。以前日本酒のことを書いている時にも言ったことだけど、日本酒でもワインでも飲む容器の素材、たとえば陶器・磁器・金属・ガラス・漆器などそれぞれによって味が変わってしまうのは事実なのだ。もちろんビールにしてもガラスの容器で飲むのか、今流行の陶器でできたビールグラスで飲むのかで、泡の立ち方から、喉越しの味わいまでがらりと変わってしまうのだ。

ある特定のアルコールのお酒にはそのお酒に適当な容器がある。それは、飲む人の心理的な雰囲気によって決められる部分もかなり多いのだが、そのアルコール飲料が持っている歴史と伝統から、その場に馴染むものが選ばれているのだろう。容器の大きさなども飲み手側の好みで決められるし。ワインやブランデーなどの香りを楽しむアルコール飲料などは、比較的大きくて飲み口が少し狭まったグラスで飲むのがいいとされている。テレビのワンシーに出てくる(出てくるかなぁ、今時??)グラスの底の方でワインやブランデーをぐるぐる回して香りを引き出して飲んでいるのも、小さいグラスではこの楽しみって言うかぐるぐるができない。だからワイングラスの選択には、雰囲気ばかりではなく味覚(特に香りね)をうまく楽しむためだって言う目的もある・・のだ。

じゃぁ、ビールはどうだろう。どんな基準で、ビールのグラスを選んでいるのだろうか?。ビールのグラスを選ぶときにも、もちろん見た目の美しさやグラスの持っている雰囲気なんて言うのも大事な要素になる。しかし、それ以上にビールグラスの選択には、味や喉越しという味覚の問題が非常に大きくかかわってくる。グラスの選択ひとつで、せっかっくのビールが不味くなったり、飛び切り美味しくなったりもするのだ。

どんどん続いたりするのだ。

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