それにしても、自称ビール党のおじさん達には旗色が悪い。１日１本と言わず何本でも、とにかく飲まずにはいられない・・と言うようなビール党の党員のおじさん達ほど、やれ「のどごしだぁ」とか「味わいがぁ」とか「きめ細かな泡立ちが命ぃ」などと言っているわりには、基本的な味覚感覚が鈍感になってしまっているような気がする。ある意味では、いまの日本だったら何処でも、いつでも、誰でも気軽にビールを楽しめるようになった。そういった飲み物になったがゆえに、その本来の奥深さって言うか本来ビールが持っている複雑な味わいや「美味しく飲む努力」が見失われているような気がする・・のだ。

これは「ちょっと残念」ではすまないくらいに大変なことだ。貴田乃瀬では日本酒を中心に（アルコール類の）すえていたけれど、この頃は焼酎やワインなども勉強している。すればするほど日本酒も焼酎もワインも奥が深い。ビールもまったく同じだ、知れば知るほど奥が深い事がわかってくる。生ビールを始めて「少しはビールもお勉強しておかないといけないかなぁ・・」程度で始めたんだけど、飲めば飲むほど、ほどこれはいい加減にはできない・・と感じた。これは長年自分の中にへばりついているビールに対する悪しき固定観念を一度全部捨ててみないといけないと感じた。もう一度自分の喉、舌で味や喉越しをしっかり味わってみなければいけない・・そう思ったのだ。

そのためには「美味しいビール」「うまいっビール」を実際に飲んでみることが一番手っ取りはやい。話しがすこしづれるけど、日曜日には美味しいビールを求めてうろつくことが多くなった。で、ビールを美味しく飲むノウハウをしっかり知れば「同じビールでもこれだけのさがでるのかぁ」って言うことになるに違いない。これは強いては貴田乃瀬の生ビールをお客さまに何処よりも美味しく飲んでいただける方法を手に入れられるかもしれないのだ・・。

どんどん続く。