旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

04-06-18 生ビールの話

親方楽談:生ビール話13

日本酒やワインは、結構細かくその時その時口にする食べ物にあわせてチョイスすることが出来る。日本酒ならば、刺身の時はこんな日本酒、焼き物にはこんな感じの日本酒、煮物には・・と言ったように、それぞれにあわせたものを選ぶ事が出来る。ワインなどはその際たる飲み物だと思う。では、ビールはどうなのか・・・。最初から最後までビールになってしまってる。しかもおんなじビールだ。それが悪いって言うのではなくって、それで良いのかって事なのだ。少し考えてみようってこと。和食に合うビール(たとえば刺身とかね)、豚カツなんかに合うビール、すし屋、テンプラに合うビール、そう言ったビールがあっても良いんじゃないのかって思うのだ。思いませんかぁ?。

思うだけだから何でも言える。盛り上がってきたからもう少し言っとくのだ。この頃はかなり変わってきたけれど、一時期は、ほかに選択肢が少なかったとはいえ、何を食べるのにも「まずビール」大して考えもせずに「とりあえずビール」なんて言ってなかったっけ??。言ってたって、毎日聞いてたもの。毎日カウンターで聞いていたのは「とりあえずビールぅ・・」・・こっちも当たり前のように「はいっビールねぇ、何にしますかぁ、ラガーにスーパードライ、後はハートランドになりますぅ」なんて言ってた。貴田乃瀬に来て、今の時期なら最初にかつおの野菜盛りかなんか頼む。で、ビールとなる。貴田乃瀬の名物になりつつある美味しいしめ鯖を頼んでもビールだ。間違ってはいないと思うけど、これでいいのか・・・なのだ。

これだけたくさんの種類、銘柄のビールがあるのに店で使うビールを酒屋さん任せにして来た気がする。ビールなんて何を飲んでもたいして変わらないじゃないのか??。なんて思っていた。お店側がそうなら、お客様側だって同じだ。たくさんのビールを置けばいいって言う話しじゃぁない、何度も言うけど、料理全体をカバーするようなビールがあるとは思わないが、少しでもカバーする範囲の多いビールを探すことさえしなかった・・・してませんでした。で・・・・反省をしたと言うことなのだ。
続くのだ。

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