料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
カブの続きを書きましょう。カブの種類をいくつか紹介しておきます。
あつみ(温海)
ヨーロッパ系の中カブで、直径10cm前後になる赤カブです。山形の温海町で焼畑栽培され、甘酢漬けにして出荷されています。
寒い地方に適した品種です。産地としては主に山形。
ひたべに(飛騨紅)
ヨーロッパ系の中カブで、直径10cmぐらいになります。やや扁平な球形で鮮やかな緋紅色になります。葉は緑色、戦国時代からある八賀かぶらから分かれた品種で、もっぱら漬物に使われています。産地としては主に岐阜地方。
しょうごいん(聖護院)
東洋系の大カブで、直径も15cmから大きいものは20cmにもなるそうです。普通は2kgぐらいですが、多きもの3,5kgにもなるのだそうです。ほぼ完全な球形に近く、色は白。繊維が少ない上に煮崩れが少なく、甘味があるので、おでんや風呂吹き、蕪蒸しなどに多く使われます。また漬物として有名な千枚漬けもこの聖護院を使います。京都、滋賀などで生産されています。
てんのうじ(天王寺)
東洋系の中カブで、直径10cmぐらいになります。丸葉と切れ込みのある葉の2種類があり、ねは扁平な球形で色は白。茎や葉も柔らかいので、煮もにも使えます。同じ系統のものに、新潟の寄居カブ、福岡の据わりカブ、愛知の尾張カブなどがあります。
今日は簡単にカブの種類をいくつか書いてみました。