旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
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04-01-31 野菜 Index

野菜:カブ

カブの話しです・・なんとなく季節ガラもいいじゃないですか。

春の七草の一つ「すずな」はカブのことです。日本では弥生時代から食用にしていたようです。原産地は、アフガニスタンを中心とするアジア地域説と、ヨーロッパの南部と西部の2箇所と言う説があり、およそ5000年前にはもう栽培が始まっていて、スイスでも古代の遺跡から種子が発掘されたりしています。

現代でも、ヨーロッパ全域、ロシア、アフガニスタン、アメリカ、カナダ、中国、日本と栽培範囲はかなり広範囲に広がっています。日本の在来品種になったカブは、アフガニスタンから中国南部を経て伝わった東洋系と、朝鮮半島経由でつたわったヨーロッパ系の2種ですが、これらの中間種も出来ていて、それぞれに定着しているようです。簡単にカブの種類をいくつか書いてみます。

こかぶ。ヨーロッパ系の白カブで、ほうっておくと直径が10cmぐらいになります。それを4cmぐらいの大きさになったときに収穫します。
柔らかく、甘味があり、皮も薄いのが特徴です。代表的なのは「金町こかぶ」で、関東地方でカブと言えばほとんどこのカブのことを差すようです。色が白くて光沢があり、ほぼ球形に近い形をしています。まっすぐに伸びた茎は柔らかく、葉もともに食べられます。煮炊き物にも漬物にもいいようです。ちなみに、椀ダネに使われるミニカブは、こかぶを早取りしたもので、直径が1cmぐらいのものです。

カブの話は長くなりますので、今日はこのこかぶだけを紹介しておきます。お店で使うカブのほとんどはこのカブです、いろいろなカブを使った料理を作りますが、このこかぶが一番使い勝手がいいようです。自分たちのお惣菜でもこのカブをつかう事が多いんです。冬場のおなべには、カブ鍋をつくります。ベーコンをたくさんといろいろな野菜、後は湯通ししたたくさんのカブを鍋の中に入れて、私はコンソメで味をつけコショウを振りますが、ごく普通におしょうゆ味でもけっこういけます。ちょうど良い季節、お試しください。明日もカブの話の続きです。

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