旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
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ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

03-07-03 調味料 Index

調味料:うま味調味料(適量)

うま味調味料の役割は「料理にうま味を与える」事になります。いまさら言うまでもないことですが。しかし、その効果は単純にうま味をつけることだけにとどまらないで、さまざまに料理を美味しくするためのバックアップをしていると考えた方がいいかもしれません。

うま味には特別な風味や香りはないために、料理の邪魔になる要素は、本来一切持ち合わせていない・・。他の素材や調味料の持つ風味を引き立てる、縁の下の力持ちとして料理のベースアップ役に徹している・・このように考えて幅広い料理に活用した方がいいのかもしれません。

うま味を与える事により、料理全体の味わいも強まり、コクやパンチ・・味の濃厚感って言うのも出てきます。基本の味を調和させて味をまとめてまろやかにする働きもあります。酢・塩・醤油と言った調味料の持つ刺激的な味・風味を丸くするのはこのうま味調味料の働きによる所も大きい・・と言えます。うま味と塩味は密接な関係にあり、お互いの存在が素材の風味を引き出すのに重要な要素を持つとともに、お互いを補充しあいます。つまり、うま味がしっかりとしていれば、塩味をかなり弱くしても美味しく感じると言う事です。うま味を補えば、塩分を30%減らしても美味しく感じることのができるというデーターもあります。さらにつまり、うま味調味料をうまく使えば減塩効果もあげられると言う事になります。ただし、以上のような効果を挙げるには、やはり適量使用を心がけると言う事が肝心ですね。

たとえば、うま味調味料を過剰に加えすぎると、「味を丸くする」効果が強く出てしまい、相対的に甘い味・・と言う印象を受けます。また料理の味全体を底上げする事によって、使用量を超えるとかえってくどい味だと言う印象を与える事になってしまいます。

うま味調味料はそもそもが素材の持ち味を引き出して料理を美味しくするために加えるのですから、ぜひ適量使用をお勧めします。参考までに「味の素」の使用適量の目安は、淡白な料理には食塩量の10〜20%ぐらい。味の濃い料理には同じく食塩量の20〜30%。「ハイミー」はより強いうま味とコクを引き出すので「味の素」の半分くらいの量でいいようです。

個人的には、うま味調味料を使うことはまったくありません。(個人的って言うのはお店のことですけど)。うま味調味料の事を調べてみると、一度どんな風になるのか確かめてみないといけない・・そう感じます。どんな風になるのかちゃんと自分の舌で確かめて・・ここに書き込みます。

さて、話はまだまだ続きます。

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