料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
天吹 tensui
元禄時代の創業で、酒の名前は近くにある天吹山にちなんでいるといわれています。原料米は、山田錦、レイホウなどを使い、麹米は町内で採れた山田錦を使用して、背振山系の伏流水で仕込んでいます。水質が軟水なのでやわらかな女性的な酒が醸されています。昭和の初期に造られた地下貯蔵庫があり、貯蔵された原酒は四季の気候の変化に影響される事もなく、ゆっくりと熟成をしてまろやかな味わいの酒になっています。
大吟醸
この蔵の「普通酒」は淡い吟醸香があるソフトな口当たりの酒になっています。「純米吟醸」は濃くがあって本格は向きの酒になり、今回紹介をする「大吟醸」は山田錦を精米歩合35パーセント間で磨いた端麗辛口の酒になっています。また、この蔵の特徴として厳寒期に経験豊かな蔵人が、すべてを手造りで丹念に酒造りをしているという事があげられます。
91年全国新酒鑑評会金賞