加賀鶴　kagaduru

天正１１年（１５８３）、前田利家公の御供で尾張国から金沢に入国、前田の殿様専用の酒造りを開始、寛永５年（１６２８）殿様より許され、独立をし、その時に谷内屋の屋号と、「加賀鶴」の銘柄を拝受しました。以来、連綿と美酒を醸す蔵としてたいへんに評判が高い蔵元です。この蔵全体の特長は、芳純な甘口の酒と辛口の酒を造り分けていることです。独特な酸味とまろみが溶け合った本醸造、有機栽培の米で作り上げる純米酒、伝統的に山廃仕込みにも力を入れています。また、日本酒度（＋１５）の「超辛口」、糖度を通常の４分の１以下に押さえた健康酒「寿楽」など、特色豊かな酒造りにも熱心な蔵元です。

大吟醸

今回紹介をする「大吟醸」は兵庫県産の山田錦を丁寧に磨き、能登杜氏、山口鉄男の練達の技が存分に生かされている銘酒となっています。