創業は元禄２年、蓼科高原からの湧き水を仕込み水に使っている。この蔵元もここ数年の間かなり酒質を変えてきているが、努力の甲斐がそのまま酒に表れていると思う。個人的にはたいへん気に入っていて、うちの店でもよく登場していただく銘柄のひとつ。５年ほど前より高品質酒を「明鏡止水」と命名、華やかな香りと深みのある味わいが見事なまでに調和した酒です。

吟醸

米： 山田錦・美山錦
精米： ４０％・５０％
酸度： １．４
日本酒度： ＋４
酵母： ９号

大吟醸と比べるとかなり味わいも出てきている。のど越しの良いすっきりとした酒に仕上がっている。酒の使い方としては基本的には大吟醸と同じように使っているが、中味ぐらいの汁物の料理などにも合わせられると思う。