料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
「かます」とはかます科の魚を総称して言われています。海のギャングと言われている「バラクーダ」は2m近くある大魚で、やはり「かます」の仲間になります。日本で食用とするのは小型の「あかかます」と「大和かます」になりますが、一般的には両者を区別する事はなく、単に「かます」と呼んでいます。かますは白身で癖がなく、淡白な味で、特に初夏頃から脂が乗って美味しくなっていきます。今回使うかますは、名残(時期的な表現)になり、かますを楽しむ最後の時期になります。
かますを三枚に下ろしておき、塩、コショウなどで下味をつけておきます。これにパン粉をつけフライにし、貴田乃瀬特製(親方が得意にしている)トマトソースを掛けて出来上がりです。簡単な料理なので、なんだを思う方もいるでしょうが、淡白なかますの味わいを楽しむには、こんな料理の仕方も良いのではないでしょうか。