料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
鑑賞用の百合根は主なものだけでも十種類ほどありますが、食用の百合は、鬼百合、小鬼百合、山百合の三種類で、地下にある百合の根っこを食べる事になります。かすかな甘味とほっこりとした味わいが喜ばれています。原産地は東南アジアで、中国や韓国にも自生しており、古くから薬用効果があるとされてきました。日本での食用の栽培は、江戸の中期の頃からだそうです。
今回は、この百合根とクリームコロッケを混ぜ合わせて一つの料理としました。先ず、火を入れてほくほくになった百合根を牛乳といっしょにジューサーにかけます。そして、鍋でクリームコロッケの素(簡単に言えばホワイトソースの固めのもの)を作ります。作った事のある方はよく分かると思いますが、メリケン粉(この時もいろいろ下準備があるのですが今回は省きます)に、牛乳を少しづつ加えながら練り込んで行くのです。この牛乳の変わりに先ほどの百合根を加えて練り込んで行きます。固くなりすぎたときはすぐに牛乳を足してください。
さて、かなり早い時間でクリーム状になるので手早練り上げ、出来上ったらパットなどに移し、冷えるのを待ちます。充分に冷えて固まった所で、かたちを整えてパン粉をつけて油で揚げ、トマトソースをかけて出来上りです。じゃが芋などのコロッケともクリームコロッケとも違う、なんとも言えない口当たりが楽しめます。