料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。 |
先に紹介した牡蠣もそうですが、この雪の下ほうれん草も1月に続いての食材となります。先月は「このように完成された食材はあまり手を掛ける気になれない」と言いましたが、おひたしにしたほうれん草をお客様に出していたところ、「このほうれん草を使って何か料理は出来ないのですか?」と注文をいただき考えてみました。あまりこのほうれん草の持ち味を壊さず、しかもお客様にお出ししたときに驚きのある料理にしたいと思って、今回はテリーヌにしてみました。
比較的荒くジューサーにかけたほうれん草、よく戻した後でジューサーにかけた水前寺海苔、コンソメで火を通した後でジューサーにかけた金時人参、この三つの材料の色のまま三色に重ねてみました。おしたしのつゆをそのまま葛(くず)で引いてソース代わりに使いました。
響きあう日本酒: 久比岐の「純米づくり 越後花吹雪(にごり)」