旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

05-10-05 日本酒 Index

晴耕雨読と言う名前の焼酎。

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”本格焼酎晴耕雨読”醸造元「佐多宗二商店」のある鹿児島県指宿郡頴娃(えい)町は九州最南端の海に面した町。この周辺は活火山の開聞岳(かいもんだけ)や砂風呂で知られる所である。

現蔵元の佐多宗公氏で3代目。「焼酎造りは男のロマン」という先代の遺志を継ぎそれまで勤務していた保険会社を辞め家業である焼酎造りに従事する事になった。蔵を引き継いだ後、佐多氏は積極的に大都市を訪ね歩き、現在の市場を検分し、新時代のニーズにあった高品質の焼酎を造り始めた。

それが、「晴耕雨読」だ。「晴耕雨読」は芋焼酎の嫌われる原因である独特のアクの強さを、最低半年の長期貯蔵による”まろやかさ”プラス若干の隠し味に米焼酎をブレンドすることによって芋焼酎の長所である旨み、コクに飲み易さをプラスした理想の焼酎に仕上がっている。

日本酒でもそうだけど、若手と言われる蔵元は「時代のニーズ」に敏感だ。売れないと文句を言いながら今までと何も変わらないものを作り続けるのではなく、何が売れるのか、何を求められているのか、何が出来るのかを真剣に考えている。当たり前といえば、至極当たり前の事だけど、これがなかなか出来ない。自分が今何処に立っているのか、自分の立ち位地をしっかり見極めようとすれば、当然、自分に取って耳の痛い話を聞いたり、自分の身を削る事も覚悟しなければならないからだ。

貴田乃瀬に置き換えて考えられる事だ。勉強になるなぁ。

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