旬肴地酒 貴田乃瀬
旬肴地酒 貴田乃瀬
静岡県浜松市田町 231-1
TEL: 053-455-2832
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料理とお酒の相性を知っていて食べたり飲んだりする方が、なおさら美味しく味わえます。
ソムリエがワインを薦めるように、料理に合わせた日本酒を提案する時代が来ました。

05-05-24 お知らせ

生野菜を食べる??。

お店で「生野菜のサラダを下さい」と言うお客様が多い。このサラダって言う料理は意外と手間もかかる料理で、私の店のように料理人が一人しかいない店ではなかなかご期待にそえる事の出来ない料理の一つなのだ。「野菜が食べたい」と言うお客様は年々増えている。しかし、「野菜が食べたい」と言うお客様の多くは「サラダ」・・・つまり「生の野菜」を食べたいと言うのだ。


しかし、この「生の野菜」を食べる・・・と言うのが曲者のような気がしてならない。「生の野菜」を食べるのがいけないと言うわけではない。どうして「火を通した野菜」ではいけないのか?少し理解しがたい所がある。どうしてお浸しじゃいけないんだ。「生野菜信仰」とでも言うのだろうか、大きなサラダボールに山盛りの野菜を食べるとすごく沢山の野菜を食べた気になり「これって健康的だよねぇ」と自己満足している。・・そんな気になってるでしょう?。

ちょっと考えて見る。まず、生の野菜を食べるのならば、私なら「火を通した野菜」を食べる。野菜達の持つ大事なビタミンが火を通したら激減してしまう!!!!。そう思ってるんじゃないの?。心配ない。ボールに山盛りに盛った野菜。ちょっと見には結構な量があるように思うけれど、これ?火を通したらどれくらいの量になるのか試して見るといい。例えば山のようなほうれん草もさっと茹でるだけで二人で食べるのにちょうど言いお浸しの量になってしまう。いつも食べているけど、水菜なんて一速茹でてギュウッって絞ればこの私ならほんの三口で食べられるくらいのお浸ししか出来ない。

しかし、茹でる事によって野菜の量が減るって言う事を「だからだめじゃない」なんて考えてはいけない。逆手にとって、生では決して食べる事の出来ない「量」の野菜を食べる事が出来る。・・・こう考えないといけない。例えば、お役所的に一日350グラムの野菜を食べよう・・。
350グラムってどれくらい?。特別に多い量じゃない。サラダでも十分食べられる量だ。ってでもこれって一日に最低とって欲しい量でこれ以上食べていけないわけじゃない・・。沢山食べる事によって、より多くの食物繊維と火を通す事によって失われたと言われたビタミンも一日の摂取量をちゃんと摂れる。

この話少し長くなりそうなので明日も、ひょっとしたら明後日も書いてみる。特別楽しい話じゃないかもしれないけど、結構良い機会かもしれないから。

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